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from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス
こんにちは、菊池です。
しばらくぶりの更新です。約1ヶ月ぶりくらいかな。
メルマガを読んでいないと「もう菊池のことなんか忘れた」という方もいるかもですね(笑)
ちなみにメルマガでは今までと変わらず、定期的に情報配信し続けていますよ〜。
ブログよりもずっと質の高い情報を配信し続けています^^良かったら読んでくださいね。
子どもが生まれてから1ヶ月過ぎました
あっという間でした。
毎日が目まぐるしくて、ハッキリ言って4月の記憶ないです。
「生まれたー!そして今日!」って感じ。タイムスリップ感がハンパない。
僕がコーチングで起業した理由の一つは、いつか子どもができた時にガッツリと成長を見られるように、自宅にいられる時間が多い仕事をしようと思ったからです。
もちろんそれだけじゃありませんが、自分のライフスタイルは自分で決めたい、という夢が叶っている最中であります。
で、1ヶ月経ってみてどうか。
イラっとすることもありますが 可愛い。可愛いですよ。
もちろんまだ新生児ですが、日に日に大きくなっていく子を見て「昨日より大きい!」とか「こんなことができるようになった!」とか、成長をリアルタイムで実感できています。幸せな父親ですね^^(ちなみに非公開で育児ブログまで書いてます。笑)
けど「子育て手伝ってる」とか「イクメン」とか言われるの、個人的には「?」ですね。
それって「当たり前じゃないことをやってるからネーミング付けたる!」みたいなノリでしょ?
男だろうが自分の子どもの面倒見るのなんて当たり前でしょうに(笑)
まあそれはさておき、
恐ろしく時間がない。です。
「抱っこしてスヤスヤ眠らせた、よしこれから仕事するぞ」という時こそ、瞬間で目覚めるわけですよ。
「ああああああああああああ!!(腹減ったー!)」←わかる
「ああああああああああああ!!(う○こ出たー!)」←わかる
「ああああああああああああ!!(眠いー!)」←いや、勝手に寝ろよw
その度にまだ抱っこ、ミルク、げっぷ、寝かしつけ、寝ない、泣く、あやす、抱っこ、、、、
「ずっとお前のターン!」ですよ。
自分もこうやって育ててもらったんだと実感中です。
とにかく主張に遠慮がない
もうこれ。
人がskypeしてようが、束の間のトイレタイムを満喫していようが、美味しくご飯食べていようが、
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
と自分の都合だけでところ構わず雄たけびをあげる、子。
ちなみにうちの子は、大人がご飯食べるときに必ずグズるマンです。
大人しく飯なんか食わせるかあああ!
俺だああああ!俺のターンだあああああ!
立派だね。父も見習いたいもんですわ。
そりゃ時には「んな泣くなよ〜、、、オムツ代えりゃ済むことじゃん、、、」とトホホな感じも感じつつ、遠慮のない主張は素晴らしい。
自分も昔そうだったのかと思うと、過去の自分を尊敬するくらいです。
あたり前ですが、こんなふうに子どもはコミュニケーションにおいては「遠慮」をしません。
「まず自分の欲求を満たしたい」それがコミュニケーションのキッカケになります。
「察してほしい」の影響
大人になって「とにかく自分の欲求を満たしたい」という主張が屈折すると(特に日本は文化的にも根強いのか?)「空気読んで」とか「察して」のコミュニケーションがとられる場面も多いです。
例えば、イライラしてそう、とか、悲しんでそう、とか、なんか様子がおかしい。
で、それを態度で示すわけですね。「私、イライラしてます!」「俺、ムカついてます!」と。
けど、聞かれるまで自分からは言いません。気づいて欲しいからです。
あるいは、相手に対して「言わなくてもこれくらい分かってくれるだろう」という勝手な期待をして、その期待が裏切られると感情に支配されて我を失ってしまうパターン。
これが「察してほしい」です。
例えば、こんなカップルの会話はないでしょうか?
上記の会話だけを切り取ってみた場合、彼女に非はなく、問題解決の鍵はもちろん彼にあります。
彼も冷静になれば「俺、頭おかしいのかな」と気がつくでしょう。
でも、彼はその瞬間は気がついていないか、あるいは認めたくないので、彼女に責任転嫁するわけですね。
ここから「言わなくても俺のことを分かって!察して!」というメッセージが伝わってきます。
相手方として「察しようとする」のは親切心なのですが、「察してほしい」は、あえて率直にいうと「甘え」です。
「察してほしい」というのは、例えば相手に対して
- 「言わなくてもこれくらい分かってるはずだ」
- 「俺の気持ちにもちろん同調してくれるだろう」
- 「きっと俺の喜ぶようにうまくやってくれるだろう」
と一方的に期待する気持ちを指します。
で、この期待が裏切られると、落ち込んだり、不機嫌になったり、相手を責めたりするわけですね。
なぜなら、相手の方に無自覚にしていた「依存的な甘え」が裏切られたと(勝手に)感じたとき、人は悲しみを抱くか、あるいは悲しまくて済むように怒りの感情を表現するからです。
そして、この依存度が深まり、まるで「相手と自分を一緒の存在かのように認識」してしまうレベルまで行くと、それを「自他の同一化」と言います。
「察して」は幼い方法
甘えるのが悪いわけではないです。
僕だって言わなくても分かってもらいたいですし(笑)特に身近な親しい人には「自分のことを分かって欲しい」と思う感覚は、普通にありますよね?
ただ、この「察してほしい=甘え」は、実は「幼いコミュニケーション方法」なので、改善方法があると覚えておいてください。
なぜ、幼いのか?
僕らは子ども時代、親と自分を同一化しながら生活します。
親の都合や欲求や価値観を無視して「まず自分の欲求を満たしてくれるのが当然!」という、超・自己中心的なマインドセットで生きてるわけです。笑
そこから大人になるにつれて、僕らは「あ、相手にも都合があるんだ」という気づきを通して「自分と相手は違う」ということを学びます。
具体的には、物の見方、考え方、欲求、信念、価値観、、、様々な違いですね。
で、それらの違いを健全に認識できると「精神的な離別」あるいは「脱・同一化」(つまり「あなたと私は違う人なのよってこと」を認識)できるわけです。
平たくしてみると、大人になることの一つの特徴は「自分の欲求を満たすときに、同時に相手のことを考えられるようになる(そしてバランスよく適切に自分の欲求を伝えられるようになる)」ということでしょうかね。
先ほどのカップルの件で言えば、お風呂を沸かしてもらいたいのは彼氏なので、お風呂を沸かして欲しいと伝えて同意をもらうか、自分で勝手にやる。あるいはルールを共有する。
これがコミュニケーションの基本になっていくわけですね。
つまり大人とは「伝えられる」人のこと
そう、つまり僕らは基本的に「伝える」ことでコミュニケーションを成立できる生き物なのです。
だから、そもそも相手に「察してくれる」なんて期待をしない。
もし期待をしても、それは自分が勝手にしてるだけ。そして相手の言動が期待と違っても、責める理由にはならない、というわけですね。
ハッキリ言っちゃうと、相手にしてみたら「お前の都合なんか知らねーよ」なんです(キャピ♫)
つまり「察する力がない」とか「気がきかない」とか「空気読めない」と相手を責めるのは、ほとんどの場合は責任転嫁。
図々しいコミュニケーションですので(笑)自分で工夫した方が健全だし、その後も幸せだと思います。
それに多くの場合、相手の方はコミュニケーションのプロではないんですし(笑)そこに期待しちゃあかんでしょ。
このマインドセット(前提となる考え方)が、コミュニケーションの質をより良くする方法の一つです^^
念のため、もう一度伝えておくと……
以上のように「察してほしい」は、幼く、極端に自他を同一化してしいまった「偏ったコミュニケーション法」だというのが僕の考えです。
が、大切なことなのでもう一度お伝えしておきますと「察しよう」とか「気をきかせよう」とするのは、人の成長として良いことだと思います。
ただし、日本の古いこだわりや価値観に惑わされて「察せない、空気が読めない、気がきかないのが、必ずしも”ダメ”」ではないです。改善するのは良いことだと思いますが、いちいち自分を責める必要もありません。(でも基本的に「あなた気がきかないわね」なんて直接言われないので、改善する機会さえ気づけないのがほとんどかもしれませんね……。)
どのみち「察して」と思う方に解決の糸口がありますので。ここは誤解なきよう。
余談ですが、学校で「相手の気持ちを察しましょう。思いやりの心を持ちましょう」と習うのも大事ですが、同時に「相手に自分の気持ちを伝えらえるようになりましょう」と習った方が、健全になるんじゃないかな(笑)
まあたしかに、気がきく人の方がモテますけどね(笑)
追伸:我が家では……
よく親しい間柄では「阿吽の呼吸」とか「以心伝心」とか、ようは究極の「察する」を求められたりしますよね。
しかし我が家では「察してほしい」は、基本的にナンセンス。
「どうして欲しいか、欲しくないのかは、言わなきゃ分からない。言っても伝わらなければ、伝わる工夫をしよう」をモットーに、仲良くやっております。笑
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読者様からのお声:
「より良く生きるヒントがつまっている」
「今までの自分になかった視点と気づき」
「読み進めるうちに夢や目標を思い出す」
「マーカーだらけになった一冊」
「自分の見方が変わり、未来が楽しみに」
「ずっと孤独感があったが、
自分は愛されていたのだと気付いた」
「深呼吸より自然に、メンターに出会えた」
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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)
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