目次一覧
from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス
こんにちは、菊池です。
「ふわっと起業」したいんです
最近「趣味を仕事にしたい」とか「副業から始めたい」とか、
そういう(言い方は悪いですが)「ふわっとした起業」の相談を多くいただいてます。
「店舗を持ちたい」とかそういうものではなくて、いわゆる「無形商品」ですね。
コーチングとか、セラピーとか、アクセサリーとか、塾とか、そういう「知識や技術を提供する」系のコンテンツです。
「年収何千万〜何億と、しっかり稼ぎたい」という起業とはもちろん違いますが、べつに「ふわっと起業」が悪いとは全く思いません。
むしろ、身の丈にあったというか、ご自身の状況に合わせて「今できる範囲のことをやりたい」という意思を感じるので、応援したくなります^^
例えば、子育て中の空いた時間にとか、本業がありつつ週末起業したいとか、ね。素敵じゃないですか。
で、今日はこの「ふわっと寄り」の方にもお役立ていただけるような記事を書こうという気分でごわす。(ごわす?)
もちろん、これからガチで起業される方にもお役立ていただける内容ですよ^^
ちなみに、んー、ふわっと寄りって、具体的にどのくらいかなあ。
コンテンツによりけりなので多少は前後するんだけど、年収で言うと200万円以下とか、そのくらいですかね。
「フリーターのが稼いでるじゃん!」くらいな感じ。
あ、けど、僕もガチでやって「月商8,000円」だったように、まだ結果が伴っていない場合もありますからね。
あくまで目安というか、温度感みたいなものだと思っていただければ。
ガチ起業 VS ふわっと起業
とは言え、分かりやすく「ガチ起業」と「ふわっと起業」があるとしたら、稼ぐ額もコンテンツの質もあらゆることが違うからこそ「ふわっと起業の方が、やることが少なくて楽なんじゃないか?」という先入観がよくあります。
でもそれは誤解で、もちろん状況の中ですべきことの量や範囲や質は変わってきますが、最初の準備段階ではさほど変わりありません。
……なんてことを言ってしまったら「一緒にするな!」とガチ起業の方々に怒られそうですし、ふわっと起業したい方にも「えー大変そう」と言われそうなので、もはや僕に味方はいないんじゃないか状態になりそうなんですが(笑)
ガチでもフワでも、対お客様の「商売」であり、そこにはお金という対価が発生するわけです。
だから、額がいくらであろうと、起業に対しての温度差があろうと、対価にふさわしい価値を提供すべきなのは一緒なんですよね。
そういえば昔、うちの女将さんが生きてた時に、回転寿司を食べに行ったんです。
で、ご存知の方が多いと思いますが、うち、寿司屋なんで(笑)子どもながらに思うところがあり、言ったわけですよ。
「100円も出して美味しくない寿司食べるより、家でタダ(仕入れという概念がないw)で美味しいの食べようよ」
すると、女将さん。
「100円の寿司は、100円の味がすればいいの」
当時「ああそうか、100円でも寿司と名乗れるんだ」と謎の納得をしたものです(笑)
銀座で一貫3,000円のマグロだろうが、板橋で一貫100円のマグロだろうが、そこには変わらずお客様がいて、満足を求めに来てるんだ、と。
※ちなみに今の僕は、回転寿司、大好きです(笑)
起業前に答えておきたい質問
で、これはフワでもガチでも同じだと思うんですが、準備段階として確認しておきたいことがいくつかあるんです。
それを質問形式にしてみるので、ちょっと一緒に考えてみませんか?
<起業する前に答えておきたい質問〜準備編〜>
1. そもそも、どうして起業したいの?
大事な質問ですが、虚勢をはることなく、素直に答えてみてください。
よく「〜〜の子どもたちを救いたい」とか、崇高な志を聞かせていただくんですが、もちろんそれはそれで大事です。
なんだけど、例えば、お金が欲しい、親を見返したい、重要な人間だと思われたい、自分の存在価値を示したい、等々ある方もいるんですよ。
べつに良いじゃないですか。ね。
承認欲求を満たしたいとか、そういうハタから見たらショウモナイ理由でもww自分にとっては大事なんですから。
それに、理由は一つとも限りませんしね。
ただ、例えば「お金が欲しい」という理由に関して、もっとツッコミを入れてみるとします。
「アルバイトでもお金は稼げるし、時間になったら行くだけで、楽だと思うんだけど。」
そこで次に出てくる答えが「自分で働く時間を決めてライフスタイルを大事にしたい」だったとして。
そしてさらに「どうしてライフスタイルを大事にしたいの?」とまた次の質問……とどんどん深めていくと、より本質的というか、価値観の「芯」みたいなものが少しずつ分かってきます。
その「芯」みたいなものが、もしかしたら「〜〜の子どもたちを救いたい」とか、そういうものになるのかもしれません。
当たり前ですが、趣味だろうがなんだろうが、起業したらある程度の身の回りのことは自分でやらないといけなくなるので、メンドくさいとか大変なことも出てきます。
そういう時にモチベーションの源泉というか、振り回されずに軸に戻れる信念みたいなものにもなるので、価値観の芯は何となくでも持っておくと良いと思います^^
ちなみに僕の、起業したいと心底思った瞬間の一つは「満員の山手線(その他含む)に乗りたくない」でした(笑)
まあ、これは半分冗談ですが「〜〜は絶対に嫌」というのも、モチベーションの一つにはなりますね(笑)
特に「自分が商品」になるような方だったり、コンテンツの販売者として影響力が高い場合は、ご自身の価値観を明確にしておくことが必要です。
2. 誰の何に貢献したいの?
上記の起業する理由とも関連するかもですが、趣味を仕事にするにしても、得意なことで稼ぐんであっても、いずれにしても「誰(どんな人)の、何(どんな結果)に貢献したいのか?」を決めなければ、あなたのお客様が誰なのかが永遠に定まりません(笑)
で、多くの場合これを考えると、例えばコーヒー豆を売りたい時に「コーヒーを飲みたいと思ってる人に、美味しいコーヒーを飲んで喜んでもらう」みたいな、抽象的な答えになりがちです。
最初はそれで良いんですよ^^そこからまた深めて具体的にしていけば良いんですからね。
例えば「コーヒーを飲みたいと思ってる人は、どんな状況だったり、どんなことを大切にしてたり、そういうのはありますか?」みたいな質問をするとします。
すると「平日はいつも缶コーヒーばかりで、土日くらい落ち着いて美味しいコーヒーを味わいたいと思ってるような人」とか、何かしら少しずつ具体的になっていきます。
で、そういう人に、どんなふうに喜んでもらいたいとか、どういう結果を得てもらいたいとか、それは何でなのかとか、多角的にツッコミを入れていくと、さらに具体的になっていきますよ^^
マーケティング的にいうと「ターゲッティング」とか「ベネフィット」の明確化にあたるところですね。
3. 具体的には、どのように貢献できるの?
これまで考えてきた「起業したい理由」と「誰の何に貢献したいか」を、次は具体的な「方法」として考えます。
それが「具体的には、どのように貢献できるのか?」という質問です。
例えば、上記のコーヒー豆を売りたい人の場合は「土日くらい落ち着いて美味しいコーヒーを味わいたいと思ってる人」に、どのように貢献できるんでしょうか?
まずは「美味しいコーヒー」を提供するとして、それは味なのか、種類なのか、原産地なのか、僕はコーヒー飲まないので分かりませんが(なぜこの例えを出したw)
提供の仕方でも色々と工夫ができると思いますが、どのように「より良い結果」に貢献するのか。
そして、どうしてそのような貢献ができるのか。
オリジナルのノウハウがある?仕入れのルートがある?ちょっと風変わりな提供方法をしている?
この辺りは、ある意味「天才性」でやっている方が多いので、それを自覚化するというか、なぜそのような結果を出せるのかを言語化してみると良いです。
結果を出せる「信憑性」や「信頼性」にもつながりますし、そこにはすでに「実績」も伴っているかもしれませんね。
3つの質問を合わせると……
上記の3つの質問にしっかりと答えていくと、
- 誰に(お客様)
- どんな価値を(ベネフィット)
- なぜ(価値観)
- どうやって(方法論)
提供するのかが明確になり、これはつまりあなたの「コンセプト」にもなります。
コンセプトが明確になると、通りすがりの方にも「あなたが何屋さん(何をしてくれる人)なのか」が分かりやすくなるので、結果的にお客様がつきやすくなるということなんです^^
ちなみに、器用貧乏な方ほど「自分が何屋さん(誰に何を提供する人なの)か分からない」と混乱しがちなんですが、コンセプトが明確になると、もちろんご自身でも自信を持って「何屋さんです」ということができるようになります。
自信を持って言えるということは、お客様へのコミットメント(プロとしての責任)や信頼にもつながりますからね。
相乗効果になります^^
まずはこの3つの質問についてよく考えてみて、できたこと・できなかったことを、菊池にメールで送ってきてくださいね。
次回以降は、コンテンツ(商品・サービス)の作り方だったり、その売り方(セールス)などについて書いていこうと思います。
PS.ちなみに、関連して役立つ記事が、このブログには何記事もあります。
親切じゃなくて申し訳ないんですが、記事カテゴリーから探して、どんどん読み進めていってくださいね^^
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読者様からのお声:
「より良く生きるヒントがつまっている」
「今までの自分になかった視点と気づき」
「読み進めるうちに夢や目標を思い出す」
「マーカーだらけになった一冊」
「自分の見方が変わり、未来が楽しみに」
「ずっと孤独感があったが、
自分は愛されていたのだと気付いた」
「深呼吸より自然に、メンターに出会えた」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)
【 facebook 】
┗ https://www.facebook.com/tatsuo.k93
【 Twitter 】
┗ https://twitter.com/coach_bck
【 Instagram 】
┗ https://www.instagram.com/coach.kikuchi
【 Eメールでのお問い合わせ 】
┗ k.tatsuo@be-coaching.co.jp