from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス
こんにちは、菊池です。
ビジネスでも、私生活でも、子育てでも、人間関係でも、
コミュニケーション力が重要なのは言うまでもないですね。
「コミュニケーションの質が、人生の質」
と明言している有名人もいますし、それだけ人生に直結するテーマです。
見た目が良い人は、そうでない人に比べて
一生で3千万円も得するという(あくまで仮説ですが)話もありますが
コミュニケーションに関しては、それ以上の得になるのでは……とも思います。
ただ、これは「だからコミュ障はヤバいんだよ」って話ではありません。
社交的になろうとか、関係性を良くしようとか、そういうことでもないです。
そもそも、対人コミュニケーションは
その気があればいくらでも鍛えられるし、上手くなれます。
もし男性だったら、セミナーなんて行かなくても
街に出て1日ナンパでもやってみれば良いわけです。
女性だったら、居酒屋さんで、近くの男性にお酒をおごってもらう。
(ちょっとオシャレすれば、誰でもできますよ)
痛い思いも、嬉しい思いも、両方味わいながら上達できますから(笑)
ただ、そうは言っても
「でも、そうは言ってもナンパなんて恥ずかしいし…」
となるでしょうから、”対人”コミュニケーションを磨くためにも、
その前に”自分自身との”コミュニケーションを見直してみませんか?
……というご提案です。
(注:ナンパを上手くなりましょう、という話ではありません。笑)
で、じゃあ具体的に何すれば良いのって話なんですが、
まずオススメなのが「質問力」を身につけることです。
なぜ質問力かというと、僕たちは
「制限にまみれた思い込み」を「真実」だと信じて生きているので
その思い込みが本当に正しい真実なのかをあぶり出すためには、
思い込みを「問い」で解きほぐしていく作業が必要になるからです。
※そもそも唯一の真実なんてものはないと思いますが、便宜上(笑)
なんか、文章にするとややこしいですね(笑)
たとえば、
ある男性が、女性をナンパしたとしましょう。(やっぱりナンパ。笑)
=================================
男:「こんにちは!この辺で、50cmくらいのペンギン見ませんでした?」
女:「いえ……見てませんけど……」
男:「あ〜、残念。探してるんですけど、手伝ってもらえません?」
女:「えっ、ごめんなさい、今急いでるので……」
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男性は、あえなくナンパに失敗。(どんな失敗やねん)
この出来事を受けて、男性がこう思ったとしましょう。
「ああ、俺には男としての魅力がないんだ……。
もう女性にアプローチするのはやめよう。一生、独身でいよう。」
たしかに、上のやりとりだけを見ると、そうも思えます。
でも、もし女性の本心がこうだったら……?
=================================
男:「こんにちは!この辺で、50cmくらいのペンギン見ませんでした?」
女:「(ペンギン!?ちょー可愛い^^)いえ……見てませんけど……」
男:「あ〜、残念。探してるんですけど、手伝ってもらえません?」
女:「えっ、(何それ、面白そう!あ〜でも、これから重要な
打ち合わせがあるから)ごめんなさい、今急いでるので……」
=================================
本心はもちろん女性にしか分からないのですが、僕たちも同じように
「自分の予測が本当がどうかも分からないのに、
まるで自分の予想が絶対的な真実であるかのように思い込む」
という習性を持っています。
思い込みというのは、出来事そのものを
・ほんの一側面的にしか見れず(情報が「省略、削除」されて)
・だからこそ真実が捻じ曲げられ(真実から大きく「歪曲」されて)
・特定の見方を、全てにおいてそうだと決めつける(「一般化」される)
というふうに捉えている状態です。
平たくいえば、良くも悪くも、勘違い、です(笑)
そして、
ほんの1回ナンパに失敗(そもそも失敗の定義も曖昧ですし)しただけで
「俺には男性としての魅力がないんだ」という意味として捉えてしまいます。
図にすると、こんな感じ↓
極端に思い込まれ、意味付けられた話を
「なぜ、そういう結論に至ったのか?」
まで解きほぐさないと、真実なんて分からないのです。
じゃあ、どうやって解きほぐすか?
そこで、質問を使うんです。たとえば……
「なぜ、そう(自分には魅力がないと)思ったの?」
この質問には、男性はなんと答えるでしょう?
「だって、ナンパに失敗したから…」と答えたとしたら、またこう質問します。
「ナンパに失敗した男性は、全員、魅力がないの?」
こういう質問を繰り返していくと、「ナンパの結果」と
「自分の魅力」とは関係ないことが(客観的にも主観的にも)分かってきます。
はいっ、じゃあ、これがナンパじゃなくて
営業とか、夫婦関係とか、取引の打ち合わせとか、
あなたの実生活に沿った事例になったとしたら、どうでしょうか?
おそらく、似たようなことを体験したことがあるはずです。
そして、例の男性のように、極端な思い込みを持ったこともあるかもしれません。
でもそれは、励ましても何でもなく、
客観的に言って、おそらく、ほぼ勘違いです(笑)
もし、こうして真実、あるいは真実により近い視点で物事を見れたとしたら
あなたが無自覚に抱えている制限や囚われから、どれくらい自由になれるでしょう?
自分にツッコンでみるんです。
「それは、本当に、真実なのか?」と。
そうしたら、どれだけの、新しい選択肢や、行動、思考、可能性が生まれますか?
これが、人生の質を高めるための”自分自身”とのコミュニケーション法です。
今回はほんの一例だけのご紹介でしたので、
これで結論に達するのは少し強引にも感じるかもしれませんが
少なくともこのナンパの男性を縛っていたのは、
相手の女性でも、ナンパの経験でもなく、男性自身の「極端な思い込み」です。
だからこそ、思い込みに気づき、
そこから自由になるだけで、人生は大きく変わるんです。
その「極端な思い込み」に対して的確なツッコミを入れられる「質問力」を
僕のNLPのセミナーでも「言語のメタモデル」として詳しくご紹介しています。
その時をさかいに、
参加者の誰もが超鋭い質問を自分自身にできるようになるので
「自分にウソがつけなくなる」と、とても”好評”です(色んな意味で。笑)
まずは「自分が真実だと思い込んでいること」にツッコミを入れてみる。
これから始めてみては、いかがでしょうか^^?
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読者様からのお声:
「より良く生きるヒントがつまっている」
「今までの自分になかった視点と気づき」
「読み進めるうちに夢や目標を思い出す」
「マーカーだらけになった一冊」
「自分の見方が変わり、未来が楽しみに」
「ずっと孤独感があったが、
自分は愛されていたのだと気付いた」
「深呼吸より自然に、メンターに出会えた」
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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)
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