コーチング・アイディア

起業初期に行き詰まって休憩する前に、これだけ知っておいてほしい


from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス

こんにちは、菊池です。

 

 

これまで、たくさんの起業支援や、起業直後のサポートをして来ました。

 

 

基本的に僕は
「お勤めの給料と同等になるまでは、起業なんてしなくていい。」
というスタンスですし、起業をオススメしたことなんてありません。

言葉尻だけとって「好きなことで起業する」
なんて言ってるのを聞くと、もう本当に困惑します(笑)

 

 

それなりに、たくさんのお話、ご相談を聞かせていただきましたが、
「この人は起業しちゃいけない気が…」と思う方も、中にはいます。

 

もちろん、優劣ではありません。

勤めたり、他の方法の方が才能を発揮できるということですからね。

 

 

例えば、

僕くらいの年齢だと「社長になりたい」とかいう
自己満足だけで起業したがる方もいらっしゃいますが
近所の税理士に20万円渡して登記をお願いすれば、誰だって社長になれます。

「で、なったけど?今日からどうすんの?」って話です。

 

開業届けも出さず、確定申告もせず、納税もしない、
家族の給料で生活してるのに「稼いでます」風を吹かすような人が、
「全日本 XXXX 協会 代表」みたいなインチキ名刺を配ってる姿も見て来て
「ああ、これが噂の年収20万円キラキラ起業か」と思ったことも多々あります。

確定申告してないとかなんて、話してればバレバレですからね。

 

はたまた、誰にも止められてないのに「会社を辞めてやった」みたいな言い方をして
「毎朝の通勤電車、お疲れっす!その間にパソコンでちょいちょいっす!」とか言って
勤めてた時の給料よりも低い小銭しか稼げないのになぜか偉そうなお若い方。

高額塾で騙されてなければ良いですが……。

 

 

 

こういった相談も、そりゃ〜たくさんありました。

これだけ「なんちゃって」がいる中で、
その人なりの信念や思うところがあって、それなりの決意を持って
勇気を振り絞って起業する人格者の方も、当然いらっしゃるわけです。

あなたも、そのお一人かもしれません。

 

それでも、

・思っていたよりも集客できない、申し込みがない

・ビジネスパートナーや社員が全然使えない

・自社コンテンツの差別化ができない、強みが分からない

いろんな理由で、多くの方が、最初は行き詰まりますよね。

 

 

そもそも初めて起業するんだから、うまくいかないのは当然です。

でも、その行き詰まりを「成長の機会」と捉えるか
「失敗」と捉えるかで、心と体の動きが、だいぶ変わってしまうんです。

 

「成長の機会」と捉える人は、
うまくいかなくても「どうしたらうまくいくのか」と考えるので、思考も行動も、決して止まりません。

しかし「失敗」と捉える人は、
いちいちネガティブに捉えて「もう手はない」と、思考も行動もストップさせようとします。

 

 

重要なのは、両者ともに「物事の捉え方」以外には、大差がないということです。

 

コンテンツの質も、人間性も、資産も、あるとあらゆるリソースに大差はありません。

なのに、前者は行動をし続け、後者はストップするので、1年後に大差がつくワケです。

 

 

何が言いたいか。

 

 

よく「行き詰まってしまったので、しばらく仕事から離れます」とか言って
3ヶ月とか半年とかの長い休憩を取ろうとする方がいるんですが……

「休憩するのは自由だけど、もう戻って来れない可能性が高いよ」

ということを知っておいて欲しいのです。

 

 

僕はセールスコピーライティングに特化しようと思った時、
当時、習っていた(特定の固定された先生はいませんが)方に

「3日間、文章を書かない日が続いたら、ゼロに戻るよ」

と強く、何度も、言われました。

 

それ以来(菊池は案外、そういうところは素直なので)
3日間文章を書かなかったことなんてありません。

毎日、何かしらの文章を書くようにしています。

 

 

それくらい、人並み以上に続けている人でも毎日の積み重ねなのに
例えば3ヶ月くらいの休憩(しかも飲み歩いたりするだけの、非建設的な)
なんてしたら、戻って来たときに通用するほど甘くないです。

よほどあなたの事を待ちわびている、
信者的なクライアントがいない限り、みんなあなたのことを忘れますよ。

 

なんで偉そうにこんなこと書いてるかというと、
実際、僕の実体験として、本当の意味で戻れた方が、めちゃ少ないからです。

で、そのことが、非常に、もったいないし、悲しいんです。

 

 

もう一度、誤解がないようにお伝えしたいのですが、
「休んじゃダメ」ってことじゃないんですよ。

ただ、マラソンでも何でもそうかもしれませんが、一度立ち止まると、
また走り出すのに必要な「よし走るか」っていう気持ちとか、体力とか
走り出す目的とか、そういうのも戻りにくいって話です。

 

ていうか、休んでても生活が成立してる(周り含め満たされている)なら、
無理して働く必要もないし、やり直さなくたっていいワケですし(笑)

休んでみて、やっぱり自分のしたかったことじゃなかったと気づけたら、
(そう思い込もうとする切ない動機ではなく)それにも価値があると思います。

 

でもそうじゃなく、やっぱりこの仕事をしたいとか、実現したいことがあるとか、
何かしら再出発”しなきゃいけない”(義務感ではなく、喜びとして)理由があるなら、
それはもしかしたら、価値ある休憩だったのかもしれないです。

 

 

その上で「戻って来られなくなる」というリスクも受け止めながら、
休憩するのか、少しずつでも進み続けるのか、考えてみてはどうでしょうか?

 

 

 

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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)

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