from 湘南の自宅オフィス
こんにちは、菊池です。
「お客さんに悪いんじゃないかと思って、
なかなか新しい商品(バックエンド商品)をオススメできません。
メンタル的な原因があるとは思うんですが、菊池さんはどうしてますか?」
・・・というご質問をいただきました^^
(ご質問は、最下部の質問フォームからしていただけます!)
これは「新規客に」だけではなく、
「すでに自社の商品を買ってくれたことがある方」
に対してもセールスブロックを感じているということでした。
たしかに、バックエンド商品(本命商品)ともなると、
フロントエンド商品よりも単価が上がってきたり、既存のお客様に
またお金を使わせてしまう・・・とブロックが働いてしまうことがありますよね。
僕も、ありました・・・。
やたら割引しようとしたり、なんか、すごい遠慮しちゃうんですよね・・・。
と、いうわけで、
そのご質問への回答をするために、このエピソードがすぐに思い浮かんだんです。
↓
昔、僕がアパレル業界に入って、まだ日が浅いときのことでした。
ショップ店員の主な仕事といえば、ご存知の通り、洋服を売ること。
最初はこれが結構しんどいわけですよ。
思ってるよりも、なかなか買ってくれませんしね。
でも、ありがたいことに僕は「売ろうとしなくても、自然に買ってくれる」
ことが多くて、新規のセールスに対してはあまりハードルを感じていませんでした。
でも、それが顧客さん(常連のお客さん)になったり、
新規の方でも「財布のヒモがやたらとユルい方」になると、状況が変わりました。
たとえば顧客さんになった時は、
「なんかすいませんね〜、いつも買ってもらっちゃって・・・(汗)」
なんて言っちゃってましたし、財布のヒモがユルい新規の方だと
「え、えっと・・・ご予算はどのくらいですか?(収まりますか?)」
なんて余計な心配までしちゃってました。
まあ、当時は18〜20歳頃でしたし、金銭感覚も幼かったんですけどね。
それでも、当時よく考えていたのは、
「たくさんの方に買ってもらえるけど、単価が上がらない」
という悩みでした。
つまり、コンバージョン(購買率)は良かったけど、
アベレージセールス(平均客単価)が低かったということです。
「いやいや、コンバージョンが高ければ良いじゃん」
と思うかもしれませんが、客単価が低いと、ものすごい忙しいんですよ。
次々にセールスしていかないといけないし、
何より僕は「接客が長い(良く言えば丁寧)」という特徴があったので、
そもそもそんなに多くの方にセールスできなかったんです。
こりゃ困った、と。
売り上げあげらんねーと。
若かりし日の菊池くんは、悩んだワケですよ。
で、単価を上げるために色々と試したんですが、やっぱりなかなか上手くいかないわけです。
そんな中、とある先輩と、相談ってほどでもないですが
それとなくセールスについて話をしてた時のことでした。
***
先輩「たっちゃん(僕の呼び名)さ、プロモのアドオンしてる?」
(「会社がオススメしている商品を、追加して買わないかと提案してるか?」という意味)
僕「いや・・・なかなか出来てないっすね。」
先輩「えー!ダメじゃーん!お客さん損しちゃうよ!」
僕「えっ!?損ですか?単価上がるから、悪いなと思って・・・」
先輩「いや、損でしょ。だって、本当ならもっとお得に買い物できたり
新しい洋服を多く買えて、今よりもHAPPYになれるはずなんだよ?
そんなHAPPYを、ほんの数千円で買えちゃうんだよ!?
そのチャンスを奪ったら、お客さんは損しちゃうじゃない。」
***
これを聴いてから、僕の中の「モノをオススメする」という概念が大きく変わりました。
「そうか。自分の勝手な想像で、お客様のチャンスを奪ってたんだな。
しかも、今よりももっと幸せになれるはずのチャンスを奪ってたんだ・・・。」
心底、そう感じて反省しました。
たしかに、自分に置き換えてみれば分かるんです。
たとえば、値段の高いコートとセーターを買いに行って、
「今ならコートとセーターをセットで買うと、20%オフです!」とオススメされたら、
『むむむ!この店員は、僕からお金を奪い取ろうとしてるな!』と感じるだろうか?
そんなバカな。
むしろ「教えてくれてありがとう!」だ。
そもそも大前提として、
「多く売ること」は、「多くお金を奪うこと」ではなくて
『多くを与えること(売れば売るほど、買った人が得をする)』
これがビジネスの鉄則だし。
買った人を不幸にするために、ビジネスしてる人はいないでしょ?
(少なくとも、このブログの読者さんには・・・ね。)
だから、遠慮なく、たくさん売ったら良いんですよ。
買うか買わないかは、買い手が決めること。
でも、こちらとしては、絶対に買ったほうが得すると思ってるんだから、
その選択肢や機会を奪わないためにも、たくさん提案して、売ったら良いんです。
あなたのバックエンド(高価格のモノ)は、
あなたのフロントエンド(低価格のモノ)よりも、
はるかに人を幸せにできる確率が高いモノだと思います。
だとしたら、それをオススメしないなんて、もったいない。
「もし売れなかったら・・・」
と思うとたしかに怖い気持ちもあるけど、
そんな時は、心の中でそっと、こう思っておいたらいいんですよ。
「あーあ、この人
幸せ逃したー!
もったいねー!」
・・・って(笑)
そのくらい、
自分の商品に自信や誇りを持って
オススメしていけたら良いですね\(^o^)/
あなたの商品は、どんな人を、
どんなふうに、幸せにできるモノですか\(^o^)/
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「今までの自分になかった視点と気づき」
「読み進めるうちに夢や目標を思い出す」
「マーカーだらけになった一冊」
「自分の見方が変わり、未来が楽しみに」
「ずっと孤独感があったが、
自分は愛されていたのだと気付いた」
「深呼吸より自然に、メンターに出会えた」
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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)
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