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from 湘南の自宅オフィス

こんにちは、菊池です。

超、恥ずかしい話なんですけど。

昔、コーチングの練習をしてた時のことです。

当時まだ習いたてでしてね。

今思い出すと目も当てられませんが

まあその時なりに一生懸命やってたと思うんです。

相手の方は僕よりもずっと目上の、

たしか40代くらいの女性だったかな。

優しい感じの方でした。

で、

ひとしきり雑談なんかをした後、

本題に入ったところで

「私、自信ないんですよね」

みたいなことを仰ったわけですよ。

（うろ覚えですけど、ニュアンスとしてはそんな感じでした）

ね、

コーチング習いたての僕ですから

思うじゃないですか

変えたろやないかい！

・・・って。（いつも言ってますが僕の内部対話は関西弁です）

もうそっからですよ。

鼻息荒くして（実際は荒くしてませんけど）

目をまん丸に開けて（実際は開いてませんけど）

前のめりになりながら（実際は冷静なフリをしてますけど）

「それで？

　どうなったら良いんですか？（鼻息強）」

なんて気持ち悪く一生懸命コーチングを試みたわけです。

結果。

何も変わりませんでした。

むしろ、色々と反発されたりしました。

残ったのは、

「うーん、どうしたら良いんだろうねえ、、、」

という気まずい雰囲気と、ただただ無力感だけ。

そんなことが、一度や二度ではありません。

何度も、失敗を繰り返しました。

そんなことが続き、僕も心がボキボキに折れまして（笑）

いつしか「コーチングしようとする」のを止めたんです。

コーチングが仕事なのに（笑）

でも、

逆説的ではありますけどね、

それから成果が出はじめたんですよ。

それまで「人をどうしたら変えられるか」を意識してましたが、

「べつに変わる必要なくないですか？そのままでいいじゃないですか？」

という姿勢に（最初は諦めから来てましたが。笑）変わった途端、です。

そうして気づいたんです。

「口でなんて言っていたとしても、

　そもそも根本的に、人は変わりたくないんだ」って。

そして、

「人を変えよう」というその姿勢の中にある

「前提」が、人の抵抗を生んでいたんだ、って。

「あなたは変わる必要がある。変わらなくてはならない」

という、言葉にならない”否定のメッセージ”を含んだ前提が。

だから、

人を変えようとするのは、止めよう。

その人は、すでに、精一杯の最善を尽くしている。

その人のペースがあるし、その人のタイミングがある。

・・・そんなふうに思ってから、ずいぶんと結果が変わり始めました。

対人援助を仕事とする以上、

人の役に立とうとする気持ちはもちろん大事です。

ただ、その姿勢の中にある

「あなたから発せられているメッセージ」

（特に、相手に対しての”否定的”な非言語のメッセージ）

・・・を、人は敏感に受け取っていたりします。

あなたが「人を変えたい」と思った時、

そこにはどんな”非言語的な”メッセージがあるでしょうか？

チェックしてみてくださいね^^

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