from 湘南の自宅オフィス
こんにちは、菊池です。
「私、人の気持ちを分かってあげられないんです。」
先日、僕のセミナー受講生さんから、こんなご相談を頂きました。
詳しく聴くと、
「人の気持ちを分かってあげたり、共感できない。
だから私の気持ちにも共感してもらえない気がする。」と。
ただ、お話を伺っていて、どうしてもその方が
「人の気持ちを分かってあげられない人」とは思えなかったんです。
※ていうかそんな人、僕のセミナーには来ませんし。
むしろ、人の気持ちが分かり過ぎちゃうから、
自分で自分の感性を、セーブしているように感じました。
なので、ズバリお伝えしました。
『◯◯さん、人の気持ちが分からないんですね。
僕は答えを持っていないので、これは意見だと思って下さい。
もしかして◯◯さんは、人の気持ちが分かる事を恐れていませんか?
本当は、人の気持ちがよく分かる。分かり過ぎてしまうくらい。
だけど、分かり過ぎてしまうからこそ、制御できないと思っている。
そして制御できなくなるのが恐いから、
怒りも、悲しみも、哀れみも、受け取らない。
気持ちが分かり過ぎて、人と一緒に傷付いてしまうのが恐いから。
ただ、最近心から喜べたことはありますか?
・・・ないでしょう?
それは怒りや悲しみを抑えてるからだと思いますが、ピンと来ますか?
心から怒れないから、心から喜べないんです。
”またあの時みたいになるのが恐い”とか
”あんなに悲しい目に遭うくらいなら”と思っていませんか?
勇気を出して、思い出して下さい。
大丈夫です。この会場には、仲間しかいませんから。
そして、泣きたくなったらどうぞ泣いて下さい。
”あの時”で止まっている時間を、動かすんです。
◯◯さんは、気持ちが分からない人なんかじゃない。
誰よりも優しい方です。思い出して下さい。
今の◯◯さんは、昔とは違います。
今の◯◯さんになら、出来ますから。
だって、だから僕にその質問をしたんですよね?
今がタイミングって事だと、自分で思いませんか?
今日は一緒に、勇気を出してみましょう。』
その後(詳しくは守秘義務があるので言えませんが)、
「なぜ今の仕事をしているのか」というテーマで
ボロボロと涙を流しながら、プレゼンをして下さいました。
その涙は、間違いなく、心からの涙でした。
だって、会場全体に、その感動が広がっていたから。
そして、
思い出すのも止めていた過去や
描けずにいた未来を語ることで
ずっと止まっていた時間が、動き出しました。
『あ、この方は、これで絶対、前に進める』
おこがましいですが、そう感じたんです。
人の気持ちを感じるというのは、
自分の気持ちを感じることとほぼ同じだと、僕は思っています。
だから、まず大事なのは、自分の気持ちをよく感じること。
そして、その気持ちに素直になること。
あなたが何に怒り、悲しみ、喜び、満たされるのか?
そんなあなただからこそ生み出すことが出来る
他の誰とも比べられないユニークさは、何ですか?
PS.
相談して下さった方は、それまで
「単に好きだからその仕事をしてた」と思っていたことが
実は、ずっと自分を抑えて生きてきた中でしていた精一杯の
深い意味での『自己表現』だったんだと気付かれたそうです^^
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読者様からのお声:
「より良く生きるヒントがつまっている」
「今までの自分になかった視点と気づき」
「読み進めるうちに夢や目標を思い出す」
「マーカーだらけになった一冊」
「自分の見方が変わり、未来が楽しみに」
「ずっと孤独感があったが、
自分は愛されていたのだと気付いた」
「深呼吸より自然に、メンターに出会えた」
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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)
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