from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス
こんにちは、菊池です。
突然ですが、僕は吉野家さんが大好きです。
いきなり超庶民派を気取って(しかもすごくどうでもいいことを)すみません。
でも今日は、ちょっとした思い出を書こうと思ったんです。
今日の記事は、誰の役にも立たないかもしれません。
大したことも言いませんし、最後まで何の学びも気づきもないかもしれません。
それでもよければ、少しお付き合いください^^;
とか言いつつ、いきなり質問です。
吉野家さんの一号店って、どこにあるかご存知ですか?
実は、東京・築地の場内にあるんですよ。
奥の方に、ひ〜っそりと。
今はどうなってるか知りませんが、一般的な吉野家さんのように定食とかはありません。
牛丼。卵。ビール。以上。みたいな(笑)そういうホンモノのお店です。
(実家が寿司屋なので)小さい頃、父親と一緒に築地に行っては、この吉野家さんでよくご飯を食べました。
一緒に行かない時はお土産に買ってきてくれたり、当時は何気なく食べてたけど、今だからこそ分かる親の愛ですね〜^^
で、その十何年後か。
いきなり暗い話で申し訳ないんですが……(笑)
母が急逝した時、僕は大学生で実家暮らしでしたので、店を手伝い、父と毎晩ご飯を食べました。
当時の僕は、大学⇒バイト⇒デート(笑)⇒大学⇒バイト……の毎日で、家に帰るのもほぼシャワーを浴びる時だけ。
両親とご飯を食べることもなかった日々から、唐突にひたすら父と過ごす毎日に変わったんです。
父は家では一切料理しないので(僕もしません)毎晩、外食になるわけです。
そんな時に、築地ではないんですけどね、少し離れたところに車を走らせて、吉野家さんによく通うようになりました。
ざ・男飯、ですね(笑)
お店が終わってからなので、行くのはほぼ深夜。
他のお客はトラックの運転手さんだけの国道沿いの店で、男二人で、特に何を喋るわけでもなく牛丼を食べるんです。
しかも父親、時々、牛丼を食べながら唐突に泣き出す(笑)
母が亡くなったばかりで、一番辛かったのは父でしたからね。
でも当時は、僕なりにもやっぱり辛い気持ちが強くて、父が泣いてる姿を受け入れたくなかったんです。
まるで、今にも溢れそうなグラスに水を足されるような、もう何も受け止められない状態だったんだと思います。
小さい時に食べてた吉野家さんとは、全く違うシチュエーションでした。
その時に、小さい頃から大好きだった吉野家さんが、僕にとっては「辛い思い出の店」に変わったんです。
そんな日々もすこーしずつ変化して、僕は実家を出て、やがて湘南に移住し、結婚。
父とご飯を食べることも減っていきました。(握ってくれる寿司はよく食べましたけどね^^)
それでも、未だに吉野家さんの看板を見たり、匂いを嗅いだりすると、ぶわーっと思い出すんです。
嬉しかったり、辛かったりした、父との、いろーんな思い出を。(注:父はまだ健在です。笑)
実家を出たすぐあとは一時期、思い出が辛すぎて、吉野家さんに行けない時期がありました。
感情が湧き出てくるのが辛くて。
でも、そういう辛さも時が解決してくれて、ある時、小さい頃に一緒に行った思い出と交わったんです。
そしたら、なんか、言葉では言い表せないんですが「全てが良かったんだなー」って思えて、父が辛かったのもやっと受け入れられたし、一緒に行った吉野家の思い出のすべてを肯定できた瞬間がありました。
それ以来、僕にとってはそんな思い出を蘇らせてくれる、全国の吉野家さんが尊い場所になりました(笑)
僕にとっては、それがたまたま吉野家さんなだけで、きっと誰しもそういう思い出の場所って、あると思うんです。
ここに行くと辛い、ここに行くと寂しい、ここに行くと嬉しい、ここに行くと興奮する、、、色んな思い出がですね。
僕らは、そういう場所や、モノや、人や、景色や、音楽、、、色んなことにくっ付いている記憶に、ものすごく影響を受けます。
しかも、自分でも気がつかないくらい自然と、無意識に。
だからこそ、例えばすっごく楽しい旅行に行ったら、記念に形を残そうとしたり、辛い思いをしたキッカケのものを捨てたりしますよね。
じゃあ、もし自分の身の回りに、辛い思い出ばっかりを思い出させるモノばかり置いていたら、気持ち的にどうでしょう?笑
すごーく、辛いかもしれません。しかも、意識せずに、そういう気持ちになるんです。
逆に、自分の気持ちを高めてくれたり、心の拠り所になってくれたり、そういう良い影響力のあるモノばかりを置いたとしたら、それまたどうでしょうね?
今日はべつに何か教訓めいたことを言う気は全くないんですが(笑)これから年末年始で、自然と心も身体もバタバタしてくる方が多いと思います。
そんな中で、何かあなたの心の拠り所に気がつくと、より良い状態で駆け抜けていくことができそうな、、、そんな気がしています^^
自分で頑張らなくても、自然とモチベーションを上げてくれる、良い気持ちにさせてくれる、安心させてくれる、、、
そんな心の拠り所や、あなたにとっての大切なそれは、何ですか?
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読者様からのお声:
「より良く生きるヒントがつまっている」
「今までの自分になかった視点と気づき」
「読み進めるうちに夢や目標を思い出す」
「マーカーだらけになった一冊」
「自分の見方が変わり、未来が楽しみに」
「ずっと孤独感があったが、
自分は愛されていたのだと気付いた」
「深呼吸より自然に、メンターに出会えた」
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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)
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