from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス
こんにちは、菊池です。
「”〜〜されちゃって”って言い方、やめません?」
先日も、セミナー受講生さんにご提案をしました。
「”受け身言葉”をやめてみませんか?」って。
「受け身言葉」って、
僕が勝手にそう呼んでるだけなんですが
- 「予定が入っちゃって」
- 「宿題ができなったので」
- 「こうやって言われたので」
こんな感じの、あたかも「誰かのせいです」
みたいなニュアンスの言葉のことを指します。
例えば「予定は勝手に入らない」なんてよく言いますけどね(笑)
打診があって、スケジューリングして、OKして、、、ってあるわけです。
だから自分で「入れた」のに、なぜか「入っちゃった」と。
これは、完全に「クセ」になっちゃってるやつですね。
しかもこのクセ、知らないうちに自分へのイニシアチブを失っていきます。
話は変わりますが、
僕は「勉強しなさい」とか「〜〜しなさい」と両親に言われずに育ちました。
その代わり、プラモデルも、ミニ四駆も、カードゲームも、テレビゲームも、野球も、
本当にありがたいんですが、何でも自分がやりたいことを、やり尽くすまでやらせてくれました。
(子の親になって今すごく分かりますが、両親にはお金を使わせすぎました、、、)
で、母が生きてたころ、なんで「〜〜しなさい」って言わないのかって話になってですね。
母はこう言ってくれたわけです。
「自分でやりたい、やる、と始めたら、自分で責任とれるでしょ」
たしかに言われてみれば
「オカンがやれ言うたからやったのに、全然ダメやん!」とか
「チャン(父の呼び方)のせいで、こうなってしもたやん!」とか
(※実際には菊池は関西弁ではありません)
そう言ったのは(自覚がないだけかもしれませんが)記憶がないです。
もちろん、他の大人たちに
「〜〜しなさい」「〜〜しちゃだめだよ」
と言われたことはあったけど、その時はいつも
「どうしてですか?(100%好奇心)」
と質問して、納得したら聞き、しなかったら無視でした(笑)
なので基本は自分で選択するため、最終的には「自己責任」だったんです。
よく「菊池は頑固。人の言うことを聞かない」と言われましたが(笑)
それはその考え方ややり方に納得してないから もしくは信用してないから で!
むしろメンターから言われたこととか、納得したことは、犬のように忠実に守るタイプです(笑)
数年前、茅ヶ崎のサドベリースクールで1週間ほどの研修を受けたことがあります。
サドベリースクールには、一般的な学校と違ってカリキュラムなどがありません。
登校して来て、その日に何をするか、全部自分で決めます。
1日パソコンゲームしててもいいし、木登りしてたって良いんです。
「自由」と「責任」が常に共存している学校なのです。
そんな中で一緒に研修を受けていた知人が、木登りしてる女の子に声をかけました。
「わー、そんな高いところまで登って、すごいねー!」
もちろん、100%善意です。
でもサドベリーでは、その声がけはNG。
たまたま今回は「褒め」ましたが、人によっては
「危ないよ!やめなさい!」と言う場合もありますよね。
そうした良し悪しを勝手につける、つまり「ジャッジ」する行為は、基本無しなのです。
木登りしてる本人も、べつに誰かに褒めてほしくてやってるわけじゃない。
ただ自分の「やりたい」を行動に移してるだけなんですね。
だから、良いとか悪いとかは、自分で経験して、自分が判断すること。
じゃあ何て声がけしたらいいか?
どうぞ考えてみてください(笑)
で、これまた違う方の話なんですけど。
先日クライアントさんと話をしてたときのこと。
僕のコーチングやNLPのセミナーをしばらく受けてくださっていて、
「自己肯定感(自分はOKなんだという感覚)がすごく高くなった」
と言ってくださったんです。
僕は、個人的に「清濁併せ吞む」みたいなことが好きで、
それは著書でも「ポジティブメンターとネガティブメンター」と表現してますし、
もちろんコーチングでもセミナーでも一貫してお伝えしているつもりです。
で、それが出来るようになると圧倒的に「自己肯定感」が増すんですが、
その方は「日々、納得感を持って生きられる」という表現をされていました。
前までは、自分で意志や行動を選ぶよりも、
人に決めてもらったり流されることが多かったり、
それなのに、されたことに対して不満を持つことが多かった、と。
でも今は違うそうです。
自分で考えて、自分で決める。
自分で選べるようになったそうなのです。
そうすると日々起こる出来事がほとんど
「自分で選んだこと」の結果になりますから、
一喜一憂もしないし、必然的に納得感が増し続けていくし、
その中でも充実して生きられている自分への肯定感が高まり続けるわけですね。
自分で選ぶなんて、当たり前に出来る方にとっては
些細なことのように思われるかもしれません。
でも、人の意見だったり、視線だったり、評価だったり、
やっぱり気になっちゃう人は多いですよね。
自然なことだなって思います。
ただ、だからこそ、自分で選べるって、大事なんです。
「人から言われたことをやったら、自分で選んでないことになりますか?」
という質問をいただいたこともありますが、いえいえ、そんなことはないです。
人から言われたことは参考にするけど、自分で考えて、自分で選ぶ。
そしたら、あなたが主体になりますから^^
で、そろそろ話を戻しますね(笑)
まるで自分のスケジュールが誰かに操られていたり、
宿題をするかしないかも自分に決定権がなかったり、
そういう小さく感じられる出来事でも、
日々積み重なるとどうなっていくのか、きっと想像できますよね。
気づいた頃には「なんか違う、本当はこんなはずじゃない、、、」と、
当たり前になってしまってるが故に気が付けない違和感の日々になってしまいます。
これ、結構苦しいですよね。
そのクセを手放すコツは、はい、もうお分かりですね!
「自分が自分の主体になること」です。
- 「予定を入れました」
- 「宿題をしませんでした(しないことを選びました)」
- 「こうやって言われたけど、考えてこうしました」
みたいな感じで自分が主体になってみるだけで、捉え方が大きく変わります。
「選べる幸せ」って、大事ですね^^
今日はまず、自分で何を選びますか?
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読者様からのお声:
「より良く生きるヒントがつまっている」
「今までの自分になかった視点と気づき」
「読み進めるうちに夢や目標を思い出す」
「マーカーだらけになった一冊」
「自分の見方が変わり、未来が楽しみに」
「ずっと孤独感があったが、
自分は愛されていたのだと気付いた」
「深呼吸より自然に、メンターに出会えた」
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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)
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